先週金曜くらいから航空券が発券できないなどのトラブルが続き、ニュースとなっていた旅行会社「てるみくらぶ」。本日27日に東京地裁に破産申請を申し立てし、負債総額は151億円とのこと。
CMなどで目にすることもあり、旅行代理店の選択肢の一つとして考えていたので、私もこのニュースには衝撃を受けた。
国際航空運送協会(IATA)への支払いが4億円程度滞り、銀行等への資金調達を試みたが、調達ができず、今回の破産申請に至り、社長は会見の場では「詐欺ではない」と発表していた。しかしながら、自分の会社の財務内容を把握していない代表者なんていないはず。現金一括払いキャンペーンなどを実施させ、目先の運転資金を確保してその場しのぎをしていたのだからタチが悪い。
経営悪化の要因に一昨年から新聞広告を打ち出した過剰な広告費をあげているが、本当に間抜けな理由にしか聞こえてない。薄利多売の営業に依存して身の丈にあった経営ができなかったことが原因だろう。
今回代金をすでに支払っているにも関わらず、航空券やホテルをキャンセルされ、自らの手で手配せざるを得なくなった方は本当に不憫で仕方ない。本来お客様の旅をサポートすべき旅行会社が言葉が通じない海外でお客様を不安に晒すとは本当に情けない。今回の被害者の方が事故に遭わないことを祈るばかりだ。