今日(平成29年3月28日)の日本経済新聞の2面に気になる記事が掲載されていた。
訪日観光客は増加傾向にあるのに、地方空港では国際便が減少している。記事によると、東京五輪をにらみ、LCC各社が成田、羽田に集中しているとのこと。やはり東京に観光客は集中し、地方には分散しないのか。
どうしても考える基準が広島中心になってしまうが、広島には確実に海外からの観光客を魅了する観光資源がある。数年前に比べ、広島では訪日観光客が増加し、ホテルも土日には予約しづらい状態が続き、明らかにホテルの宿泊代も数年前に比べ、高騰傾向にある。それでも、広島空港の国際便は減少している。
私も驚いたが、一昨年台湾旅行に行く際、利用したチャイナエアラインも昨年10月に減便している様子。(広島空港では他にも香港ドラゴン航空も)
この記事を読み私が感じたのは広島の観光資源を考える以前に広島空港の利便性を考える必要があるのではないかということ。
⒈とにかく場所が不便
これがこの空港が伸び悩む一番の要因だろう。広島空港は広島という名がついていながら、広島市内にはない。県東部の三原市に位置する。広島市内中心部からは車で1時間以上かかり、県外から訪れた人は驚く。この空港の工事をしていた約20年前の現地を訪れた私は子供ながら周りに何もないことが非常に印象に残っている。お隣の山口県の岩国空港は広島市内からのアクセスも良く、沖縄便の就航開始など明るいニュースがあるが、どうも広島市内の利用客を食われている印象を拭えない。
2.天候不良の影響を受けやすい
少し雨が降っただけで靄がすぐかかり、欠航になることも。上記の1にも通じることだが、山の中に空港作るからこんなことになるんだよ・・・
私も以前の記事で書いたように濃霧発生による折り返し条件付きの運航におどされた一人であり、危うく広島空港の被害者になるところだった。
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3.田舎のくせにしっかり駐車場代とられます
どうやっても車でしかアクセスできないのに、なかなかな駐車場代をとられる。利用客のこと考えようよ・・・
この空港を作った当時の政治家先生や行政の担当者の皆さん、広島空港の現状を見て、どう思われているでしょうか・・・
各自治体は地元の観光面での魅力を考える必要性もあるが、まずは空港の利便性も再検討すべきなのではないだろうか。