西日本豪雨災害からおよそ1か月が経過した。あの日のことを書くのはどうかと思っていたが、旅行に行くということは当然ながらリスクがあるということを改めて考えさせられ、また自分は助けられたのでこの情報を提供したいと思い、記事にした。
飛行機が欠航!でも代理店のツアー利用なら欠航補償が受けられるケースもある。
平成30年7月7日(土)広島や岡山を中心に豪雨で大きな被害がもたらされていたが、被害が把握しきれていないのかこれが東京中心主義なのか被害の様子がテレビではほとんど報道されることなく、被害の程度などのんきに知らず、その日東京に居た私は予定通り夕方の飛行機で広島に帰るために羽田空港に向かうことになった。
私の乗る予定だった飛行機はANA便だったが、JAL便はバンバン飛ぶのに徐々に欠航が増えるANA便。
続々と決まる飛行機の欠航。ついに自分たちの飛行機も欠航に!
”雨がやめば大丈夫でしょ”と軽く考えていたが、どんどん増える欠航アナウンス。そして、遂に自分たちが乗る予定だった18時台の飛行機も欠航がアナウンスされ、この日の便は全滅に。滅多に飛行機に乗る機会もないのでまさか自分達の乗る飛行機が欠航になるなんて!
とにかく焦るが、どうすることもできないのでANAのカウンターに並ぶことに。そして翌日の便を確認したところ、既に午前中の便は満席らしく、13時台の便を案内されることに。(このときJAL便は飛んでいたのでANAに対してかなり不信感を抱いていた。)しかしながら、このANAの対応は広島空港周辺の公共交通機関が全滅していたことを配慮したための欠航であり、仮にこの日広島空港に飛べていたとしても、間違いなく空港難民となっていた。ましてや自家用車で空港まで行っていたので空港から家に帰る途中で事故に遭っていてもおかしくなかった。(翌日車で広島空港から自宅までなんとか帰ったが、空港周辺はあちらこちらで土砂崩れが起きていた。あの夜走っていたらと…今思うとゾッとする。)
代理店経由でツアー手配した場合は必ず代理店へ連絡を
何とか明日広島に帰る手立てはついたが、今晩の寝床を確保していない。” 空港の中でも寝るのもありだし、空港内のカプセルホテル泊まるのも楽しそう”と考えていたが、今回は奥様もいたのでそうはいかず、ホテルをとることを考えることに。そこで何度かこちらの状況を心配し、電話を掛けてきてくれてた今回の旅行を手配したJTBの営業店へ電話をした。
すると、“ホテルを手配することはできますが、宿泊費はお客様の負担となります。”との回答…そりゃそうよねと諦めてホテルを確保してもらうことに。二人で約17000円、結構痛い追加の出費だ。
こうなりゃヤケクソだと早々に羽田空港を出て、メルカリで巨人対広島のチケットを確保し、一路東京ドームへ。明日の飛行機どうしよ…という現実から逃避し、のんびり野球観戦していると、先ほどのJTBの代理店から電話が。電話の内容はなんと今回のツアーは一人1万円までは天候不良等を原因とした飛行機欠航の場合、宿泊費を補償する保険がついていたとのこと。
自宅に帰宅後、パンフレット確認したが、この文言を全く発見できなかった。そりゃ代理店の人もすぐにはわからないよね・・・にしてもこのおかげで痛い出費をせず、助かった。本当今回旅行天気に振り回されてばかりで何をしに行ったかわからないが・・・
手続きとすれば、翌日空港の航空会社のカウンター(広島行き欠航便続出の関係で2時間近く並んだけど・・・)に並んで、欠航証明書を入手しといて、後日代理店から届く補償の申請書を送付すれば、1か月もしないうちに銀行口座へ負担した宿泊費が入金された。
旅行の手配といえば、ネットによる予約がかなり普及しているけど、今回ばかりは代理店の魅力を改めて感じたケースだったので紹介した。すべてのプランが今回のような補償がついているとは限らないが、今回利用したプランは出張プランであり、比較的安価なプランからも設定されているのでぜひ代理店にて旅行手配する場合は確認してほしい。