「知・食・住」をテーマにした広島に今までなかった商業施設の誕生
広島市西部に位置する商工センター内に完成した商業施設「LECT」
広島地場スーパーの「イズミ」が中心となりできた商業施設で広島初出店で注目を集めるホームセンター「カインズ」、本屋「蔦屋書店(T-SITE)」がキーテナントとなっている。
広島には今までにないコンセプトの商業施設ということで、メインテーマは「知・食・住」らしい。「知」は「蔦屋書店」、「食」は「youme(イズミ)」、「住」が「カインズ」ということのようだ。
ここ数日広島の地方局ではやたらCMが放送されており、その中で唄われているコンセプトが「毎日、行きたくなる。わざわざ行きたくなる。」
果たしてそこまで言い切るCMは正しいのか??他の商業施設と差別化が図られているのか??大勢の人が押し寄せる中開業二日目の4月29日に訪問した。
それにしても、熱しやすく冷めやすい広島県人の県民性を象徴しているかのように新規オープンの広島の施設には本当に人が集まる。(私もそんな一人だけど)
車の駐車待ちで30分程度軽く渋滞に待ちに。しかも駐車できたのは店舗から歩いて5分程度離れた臨時駐車場。商工センター内でこんなに車が並ぶ光景は本当に珍しい。
臨時駐車場から5分ほど歩きようやく入り口に到着。横に広く広がるスクエアな外観が今までの広島の商業施設とは異なり、期待が高まる。
「住」担当の広島初進出のホームセンター「カインズ」はいかが?
まずは広島初出店のホームセンター「カインズ」へ。カインズ初体験の広島県人としてはざっくり言うと、おしゃれ版ニトリといった感じ。雑な言葉で表現してしまったが、低価格帯の商品を中心にラインナップしているが、簡素なデザインが中心なニトリに比べ、デザイン性の高い商品が多い感じを受けた。
また、昨今のDIYブームを受けてか塗装済みの木材があるなど木材コーナーが充実している印象を受ける。
物欲を刺激する商品が多数あり、低価格であることから目移りしてしまった。しかし、残念ながら今回は臨時駐車場に車を止めたこともあり、大荷物を抱え、歩くには距離があることから大型商品の購入を挫折。と言いながら、まぁまぁ買い物をしたが・・・
続いては「知」の「蔦屋書店」 本を通じ、様々なライフスタイルを提案!
CCCが展開する蔦屋書店を中心とした独自の商業施設。カフェなどを併設している。広島では広島駅前に先日開店した蔦屋家電するなど新たな書店形態として注目されている。
店内に入り、脅かされるのは圧巻のディスプレイ。掃除が大変そうと思ってしまう私の感性は寂しい限りだが今までない本のディスプレイに驚かされる。
本のラインナップも独特で趣味に特化したものが多く、例えばBBQレシピの本が陳列してある横にBBQグッズが置かれているといった具合にまさに本を通じ、ライフスタイルが提案されている。
広すぎて「食」がテーマであるスーパー、フードコートをじっくり回りきることはできなかったが、「食」をテーマにしているだけあり、フードコートは充実しており、ゆったりとした食事スペースを確保していた。
GWとオープンが重なったこともあり、確かにすごい人の数だったが、通路の幅が広くとってあり、割と圧迫感を感じることなく過ごすことができた。
広島市近郊では商業施設が近年乱立しているが、「LECT」は生活の提案を行う商業施設として他の商業施設と差別化が図られている。普通の商業施設ではない毎日行っても飽きない環境が整っていると感じた。
広島県広島市西区扇二丁目1番45号